HSPはHSPといた方がいい? 答えは誰にもわからない

HSPというのは、障害や病気ではなく、

ただの性質だという。

個性なのである。

(私の場合は適応障害になった時期もあるので障害ではないとは言い切れないけれど)

HSPは、繊細で敏感だ。色んな事に気がつく。

自分がそうだと、こういうことを言うのは正直恥ずかしい。。。

夫は生まれも育ちもHSPだという。

育ちってなんだよと思ったが、

どうやら彼の親兄弟みんな「自分はHSPだろう」と全員が言っているから、

育ちというのはあながち間違っていない。

そういう環境で育ったらそういう性質になるというのもあると思う。

私は大雑把な環境で育ったから、育ちはHSPではない。

HSPである自分を、敏感だなと受け入れてくれるどころか、

母親いわく、周りに合わせなさいと言われて育てられたそうだ。

人より出来てはいけない。人より出来な過ぎてもいけない。

小さな田舎で大きい顔をしていた祖父から、

母はそういわれて続けていたそうだ。

大人になって、

だから幼い頃、褒められたいと思っても褒められないことが多かったのか。

と気づく。

生まれながらにしてそのような環境なのだから、

疑問すら持たず、そういうものか。

と、思っていたし、自分の事なんか今でもわからないのだから、

こういうものだと言われることに慣れてしまっているのだろう。

周りもみんなそうだろうと思っていたし、

自分の意志と言われても、

狭い選択肢の中で、何をどうしたらいいのかわからない日々にあがきもがいていたように思う。

今のちびっこちゃんを見ていると、褒められるのが好きで、常に私は褒めている。

本人も満足している。

褒められることで満足してしまい、向上心が育たない論とかもあると思うけど、

幼い私はとにかく褒められたかった。

だからその分ちびっこちゃんを褒めたいときは遠慮なく褒めたいと思う。

まぁ、それはさておき、

HSPはHSPと一緒にいるのがいいのか?

これに関する疑問の私の答えは”ノー”だ

なぜノーなのかというと、

まぁ、なんていうか、HSPというのは個性だから、

一概にHSPだからと言っても、

価値観や生まれや育ちが合うとは限らないし、

性格が合うあわないなんていうものは、

HPSであることとは関係ないのではないかと思うからだ。

あと、明確に1つ思っていることがある。

自分はHSPだと自覚していて

相手もHSPっぽいな。と気づく。

相手が私の事をHSPだなと気づいた時、

当たり前のことが当たり前に認められるんだ。理解しあえるのだ。

と思うの同時に、

それまでどちらがやるか。。。と考えるまでもなかった小さなことを、

”相手も考えてやっているのか”

と思うととても疲れるようになってしまったり、

私が気になってやることを相手が察知して、

毎回私が絶対やることになると、

なぜ自分ばかりがやることになるのだ。

この人は気づいているはずなのに。

など、しなくていい無駄なことまで考えるようになってしまい、

結果的に一緒にいることが苦痛になってしまうことがある。

あくまで例えだけど、、

お鍋を食べに行った時の”あくとり”。

友人と行ったなら、上も下もないのだから誰があくをとってもいいだろう。

誰がよそってあげてもいいだろう。

しかし、ある時に気づく。

毎回私がやっていないか?

確かに、あくをとるのもよそって配るのも私は。きらいではない。

決して嫌々やっているわけではない。

けれど、明らかに気の利くA子ちゃんは、私がいる時はやらないのだという。

私が好きでやってるように見えるから。だそうだ。

ん?そうなの?いやいや。私もやってほしいよ?

座ってたらご飯おいてほしいよ?

「やってあげるの好きでしょ?」

って言われるともやもやする。

だって気づいていながら私がやるのを待ってるんだもん。

非HSPの子は、全く気が付いていない。

全てにおいて気が付いていなくて気持ちがいい。

その方が楽だ。

相手の気持ちをそんなに汲まなくてもいいから楽。

それどころか、毎回初心のような言い方で

「ありがとう!」

と、言ってくれる。

とても気持ちがいい。

誰がやってもいいよね。

気づいた人が気づいた時にやればいいよね。って。

全てを見透かされて動かされていると気づいた時、

こんなに嫌な気持ちになるのかと思うと、

気の合わないHSPと一緒にいるのは心がギューってなってつらい。

相手がHSPだから言わなくてもわかってもらえる安心感があったりするし、

だから、どっちが良いとか悪いとか無い。

言わなくてもわかってくれて、

言わなくても代わりに言ってくれて、

言わなくてもやった行動を褒めてくれる。

そんなすごい出来るHSPさんもいる中で、

私が例えたお鍋の話はとても心が狭くてちんちくりんで恥ずかしいけど、

私という人間はそんなものなのだ。

だからHSPはHSPといることがいい。

とは思わない。関係ない!

というのが持論である。

ふ~

無駄に考えすぎで、考えなくてもいいことを考えてしまうのは、

今の自分には、考えるほどの時間が与えられているのだ。

そこにまずは感謝して、考えすぎないように別の事に頭を使ったら?

と、自分に言い聞かせるのだった。

コメント

タイトルとURLをコピーしました